恋姫無双っぽいの? 劇場版


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■ 劇場版
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 ◆ 予告編「俺がお前を伐つ!!」
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 「グゥレイト!!」
 
 
 
 
  有ってはならない存在だと言うのに・・・・。
 
 「何を!!」
 
  知れば誰もが望むだろう、君のようになりたいと!!
  君のようでありたいと!!
  エロゲ主人公並みに女性関係無双をやりたいと!!
 
 「そんなことっ!!」
 
  ゆえに許されない、君という存在を!!
  上は未亡人、下は幼女と幅広く手出しして・・・・・・ご主人様と呼ぶことを強制する!!
 
 「俺は・・・・それでも俺は・・・・・女だけが俺の全てじゃないっ!!」
 
  それが誰に分かる?
  何が分かる?
  分からぬさ・・・・分かりたくないさ!!
  誰にも!!
  つーか、リア充すぐるのに、それ以上を求めるのか!?
 
 「畜生・・・・俺は・・・・っ!!」
 
  君個人は嫌いじゃなかったがね。
  だが、世界は・・・・自分は君のようなリア充を許すほど優しくはない!!
 
 「・・・・上杉さん、あなただけには言われたくない!!
  あなたにも袁術や張勲達がいるでしょ!!」
 
  いくら叫ぼうが今さら!!
  それに自分は絶対に手出しはしない!!
 
 「ぅぅ……ッ!!」
 
  これが定めさ。
  知りながらもハーレムルートを突き進んだ道だろ!!
  正義を信じ、大義を唱え、見境無く手出しし、あまつさえ幼女にも!!
  向こうからだとの言い訳で逃げ、自分の怒りを知らず!!
  聞かずっ!!
  その果ての終局だ!!
  もはやこの怒りを止める術などない!!
  そして滅ぶ!!
  君は!!
  滅ぶべきしてなぁ!!
  自分が滅ぼす!!
 
 「そんな事!!
  そんな、上杉さんの理屈で!!」
 
  それが嫉妬だよ、北郷君。
 
 「違う!!
  人は、人は嫉妬などに負けない!!
  そんなモノじゃない!!」
 
  はっ、何が違う?
  何故違う!!
  この妬みと憎しみ、嫉妬に満ち溢れた心で君を・・・・君を断罪すべしと叫ぶ者がいる世界で、何を信じ、何故信じる!?
 
 「それしか知ろうとしないあなたが!!」
 
  知らぬさ!!
  所詮人は己の知る事しか知らぬ!!
  君みたいな欲望に身を任せきった男には分からぬさ!!
  まだ手を出し続けるのか!?
  いつかは、やがていつかはと・・・・・男のロマンの実現、そんな甘い夢に踊らされ、一体どれだけの女性に手を出し続けてきた!?
 
 「そんなんじゃない!!」
 
  ふっふっふっふ、はっはっはっは、はぁーっはっはっは!!
  どの道、自分への説得は無駄だよ。
  この怒りは・・・最初っからクライマックスなんだよ!!
 
 「―――え」
 
  もはや止める術は無い!!
  怒りは臨界点を突破し、溜め込まれた妬みと嫉妬は新たなる争いの狼煙となる!!
 
 「そんな・・・・」
 
  人が数多もつ予言の日だ!!
 
 「そんなことぉ!!」
 
  それだけの業、重ねてきたのは誰だ!!
  君が一つずつ重ねてきたのだろうが!!
 
 「それでも!!」
 
 「―――それでも守りたいものがあるんだぁぁぁぁ!!」
 
  くっ。
 
 「――――ぁぁぁぁああああああ!!」
 
 
 
 
 予告
 
  時をかける少女。
 
  誰もが夢見た白ブルマ。
 
  そんな夢を叶えるべく駆け抜けた。
 
  夢に見た日々が、過ぎ去った過去が今、そこにある。
 
  見慣れた大地が目の前にある。
 
  戦火の交わる戦場に、再び戻った一同は何を見るのか。
 
  そして、予告までの無意味な前振りは、何か意味があったのであろうか?
 
  【恋姫無双っぽいの?】劇場版、乞うご期待!!
 
 
 
 
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 ◆ 劇場版「無印っぽいの? 前編」
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 「やめてよね。
  本気でケンカしなくても、僕がチートにかなうはずないだろ」
 
  七乃さんが、卑弥呼さんという巨漢から不思議な銅鏡をパチって・・・・・じゃなくて、譲り受けたらしい。
  んで
 
 「この人類の希望を・・・・・えいっ♪」
 
  叩き割りました。
  あのさ、割れた鏡から光が溢れてるんだけど、なに?
 
 「さあ、お嬢様。
  皆で旅行に出かけましょうね♪」
 
 「おお〜なのじゃ!!」
 
  ・・・・い・・し・・・・きが・・・とおの・・い・・・て・・・・・・・く。
 
 
 
 
 1.天の御遣い(偽)の無印日記・初日
 
  鏡の影響で、微妙に違う世界に来たらしい。
  何故違う世界かというと、ここには美羽ちゃん・・・・・袁家(袁紹)はあるけど、袁家(袁術)は無いんだって、北郷君達に聞きました。
  何でも、荒野で気絶してるところを拾ったんだって。
  ちなみに起きがけに北郷君の顔見たから、何となく殴りかかったんだけど、関羽さんからお空の旅をプレゼントされました。
  北郷君には
 
 「ゴメン、人違いだった。
  ちょっとした知り合いに、君に似ている男の敵がいるんだ。
  幼女から未亡人まで幅広く手を出している変態がね。
  しかも、全ての女性にご主人様とか呼ばせている変態がね。
  ある勢力の指導者的立場の人物で旗印は十文字を使ってる変態がね。
  ああ、勿論君の事ではないよ、北郷君。
  だって、その人は自分の知り合いだし、君は自分のことを知らないんだしね」
 
  北郷君は何か思うことがあるのか凄く焦っていて、関羽さんは人違いで殴りかかろうとしたことに納得してくれました。
  えっ、言葉にトゲがある?
  気のせいです。
 
 
 
 
 2.天の御遣い(偽)の無印日記・お互いの経緯
 
  へ〜、泥棒とバトって鏡割ったらこっちに来たんだ。
  んで、ご主人様と呼ぶことを強制したと。
 
 「ちょっ、強制はしてないですよ!!
  あと、途中が思いっきり端折ってるんですけど・・・・・」
 
  大丈夫、自分は気にしないから。
 
 「上杉さん達はどうやって?」
 
  七乃さんが、人類の希望を叩き割った。
  以上。
  君と違って、特にイベントが起きたわけじゃないよ。
 
 「は?」
 
 
 
 
 3.天の御遣い(偽)の無印日記・戦術指南
 
  黄巾党退治について行きました。
  戦術のことで北郷君が悩んでいるみたいです。
 
 「関羽さんと張飛ちゃんの2人を突撃させれば終わるんじゃない?」
 
  ぶっちゃげ、武将チートの2人なら、この作戦でも完勝すると思う。
  孫策さんも似たような事やってたから、これで良いのだ。
 
 「いや、流石にそれは・・・・・」
 
  駄目か。
  そういえば、こっちの世界って戦闘方法も微妙に違っているんだよね。
  ある程度兵種の割り振り出来たりするし、兵種もちょっと違う。
  こっちの兵種は、歩兵、重歩兵、弓兵。
  あっちの兵種は、騎兵、槍兵、弓兵。
  あと向こうじゃ、将と陣形で能力決まってたんだよね。
  ちなみに基本能力はコレね。
 
 美羽ちゃん
  槍兵2、蜂蜜農家5。
  何故か蜂蜜農家が戦場について行きます。
 
 七乃さん
  衝車10。
  城攻め、野戦等に関係なく衝車のみ。
  衝車を横一列に並べてGO!!
  つーか、無駄に能力が高い、能力値10とか武将チートでも無理だよ。
  でも衝車。
 
 自分
  槍兵4と弓兵4、騎兵0。
  自分が馬に乗れないんで騎兵無し。
  部隊運用は副官さんに丸投げ。
  自分と言うより、副官さんの能力が地味に高いのが分かる。
 
  ってな感じ。
  上2人は違う兵種が入ってるが気にしたら負けだ・・・・・だって、袁家だし。
  あと、武将チートの必殺技が1つだけってのに驚いた。
  あっちでは3つくらい持ってたよね?
 
 「もう、これで良いじゃん。
  主将・関羽さん、軍師・張飛ちゃん。
  歩兵のみを追加で割り振って、釣り野伏の陣。
  速攻で関羽さんの必殺技使う。
  あと、突撃一択」
 
  チート必殺技を持つ関羽さんのみが使える、現時点での究極の力押し作戦。
  相性無視とかどんだけ〜。
  どーせ、君の事だから孔明ちゃんとか鳳統ちゃんとか捕まえて、ご主人様と呼べって強制するんでしょ。
  わかりたくないが、わかります。
 
 
 
 
 4.天の御遣い(偽)の無印日記・幼女軍師登場
 
  幼女レーダーに反応があったんで、珍しく黄巾党討伐について行きました。
  行きでは幼女の発見ならず。
  帰り道にて、黄巾党と難民さん発見。
  ついでに幼女レーダーに反応有り。
  で、目の前では北郷君と張飛ちゃんと護衛の皆さんが走ってる。
  ちょっ、この準チート・・・・・思いっきり幼女レーダーの反応がある箇所へ向けて一直線何だけど。
 
 「ゴルァ!!
  やっぱり貴様は俺の敵かぁぁぁぁ!!!!」
 
  急いで追いかけるも。
 
 「・・・・じゃあ、一緒に行く?」
 
 「良いんですか?」
 
 「ああ、何かあったら俺が守るよ」
 
 「はいっ!!」
 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こ、孔明ちゃんが。
  またも奴の魔の手に。
  やる気無くしたんで、帰ります。
  何か公孫賛さんの所で五虎大将軍が1人特攻かまして、何とか救出成功したんだって。
  へー、1人特攻とか・・・・こっちの五虎大将軍って初めからSフリーダムなのかな?
  わずか2分で25人の黄巾党兵士が全滅だと!?
  武将チートだと、25人は逆に少なすぎますね。
 
 
 
 
 5.天の御遣い(偽)の無印日記・風邪ひきました
 
  美羽ちゃん。
  お粥はね、最低限ご飯とだし汁を一緒に煮れば良いん・・・・・だったよね?
  決して、蜂蜜の中にご飯をぶち込んだモノをお粥とは言わない。
  あと、料理人さんに頼もうね。
 
 
 
 
 6.天の御遣い(偽)の無印日記・風邪治りません
 
  七乃さん。
  そのネギは?
  何が面白いんですか、自分は面白くないですから。
  本気で!!
  ってか、そんな事されたら自分死ねますよ。
  自分Mじゃないんで、無理っす。
 
  何とか止めることは成功しました。
  これは、下手に病気になることも出来ませんね。
 
 
 
 
 7.天の御遣い(偽)の無印日記・風邪完治
 
  北郷君。
  とりあえず、殴らせて。
 
 「いてっ。
  ちょ、いきなりなんですか!?」
 
  んとね、人が風邪で苦しんでる間に・・・・・・・・誰に手を出した?
 
 「・・・・・・・・・・・・」
 
  幼女レーダーには反応無かったんで、関羽さん辺りかな。
  女官さんとかに手出ししてる可能性も有るけど。
 
 
 
 
 8.天の御遣い(偽)の無印日記・反董卓連合へ参加
 
  会議には参加してますが、右耳から左耳へスルーパス。
  今度こそ、董卓ちゃんを男の敵より速く保護しよう。
  あと、ねねちゃんも保護せねばなるまい・・・・・また顔面蹴られると思うが。
  で、連合軍へは参加するみたい。
 
 
 
 
 9.天の御遣い(偽)の無印日記・連合軍軍議未参加
 
  あっちでは、一応参加してたような気もしないでもないが、幼女いなかったしね。
  曹操さんは、少女だし・・・・へたに手出ししようしたら真っ二つにされかねん。
  んで、何故か目の前で孫策さんがお酒飲んでます。
  あっれ〜?
  孫策さん、孫策さん。
 
 「何、御遣い君?」
 
  死んだんじゃないんですか?
  ってか、自分の事を御遣い君って呼ぶのって・・・・・・アルコール依存症の孫策さん?
 
 「そうね。
  何か、こっちの私は死んじゃったみたいね。
  なっさけな〜い」
 
  こっちへは、どうやって?
 
 「張勲から貰った鏡叩き割ったら、蓮華の目の前に出た」
 
  へ〜。
 
 「んで、いろいろあって蓮華達と一緒に行動してる。
  でも、冥琳からお酒の量を制限されちゃってるのよね。
  お酒くらい、自由に飲ませてくれても良いじゃない」
 
  どーせ制限以上の酒を、勝手にパチって飲んでるんでしょ?
 
 「よく分かってるじゃない。
  あっちの冥琳は隠すのが上手かったけど、こっちの冥琳はまだまだね。
  この程度じゃ、めーりんめーりんって呼べないわ」
 
 
 
 
 10.天の御遣い(偽)の無印日記・華雄さんの奇襲
 
 「くっ・・・・・ちぃっ!!
  また暴れ出した」
 
  突然腕を押さえて、息を荒げ始めた孫策さん。
  どったの?
 
 「っふ・・・・・酒気眼を持たぬ者にはわからんだろうさ」
 
  つまり、アルコール制限されて辛いと?
 
 「うん」
 
  あのさ、ここって北郷君の所だから、昔みたいに好き勝手飲んじゃ怒られるよ。
 
 「えっ・・・・・・・飲んじゃ駄目だったの?」
 
  既に手遅れか。
 
 「そう言えばさ、周り騒がしくない?」
 
  そだね。
  ここって後曲だから、戦闘とは無関係のはずだけど。
  なんででしょ?
 
 「華雄辺りが突っ込んで来たんじゃない?」
 
  まっさか〜、向こうでは籠城してたのを孫策さん達が引っ張り出したんだよね?
  あんまり記憶にない話・・・・・ってか、あの時何してたかな?
 
 「お〜い、御遣い君。
  ちょっち近くの兵士に聞いてみたんだけど、華雄が奇襲してきたんだって」
 
  そーなのかー。
 
 
 
 
 11.天の御遣い(偽)の無印日記・水関の戦い
 
 「すみませーん」
 
  はいはい?
 
 「あ、北郷軍の人?
  あの、本陣からの命令を伝えに来たんだけど・・・・・責任者の人っています?」
 
  ちょっち待ってて下さいね。
  お〜い、孔明ちゃんや〜い。
 
 「はい?」
 
  本陣の方から来た・・・・確か顔良さんだよね?
 
 「ええ、あってますよ」
 
  顔良さんが北郷君に伝令があるんだって。
  んで、こっちが北郷軍軍師の孔明ちゃん。
  この子に伝えれば問題ないですよ。
 
 「はい♪
  諸葛亮って言います。
  北郷軍で軍師をしています。
  よろしくお願いします♪」
 
 「あはは、よろしくー♪
  じゃあ諸葛亮ちゃんから北郷さんに伝えておいてくれる?
  城門突破の任についている魏呉両軍を助けるために、北郷軍は今すぐに前進して下さいって」
 
 「この乱戦の中を今すぐに。ですか?
  それは危険な気がしますけど・・・・・・」
 
 「うーん、私もそう思うんだけど、姫・・・・じゃなかった、袁紹様がそうしろって」
 
  袁紹さんも、同じ袁って事か。
  人に出来ないことをやってのける、そこにしびれもしないし、あこがれもしない。
  でも、美羽ちゃんなら見惚れるね。
  って事で、自分には関係ない話だから、孔明ちゃんの可愛さと顔良さんの可愛さ+胸をじっくりと観賞できたんで美羽ちゃん所行ってきます。
  遊んでいる間に、戦闘終わると良いな。
  戦えよと言われるかもしれんが、そこは袁家(袁術)クオリティって事で諦めて貰おう。
 
 
 
 
 12.天の御遣い(偽)の無印日記・またまた拾ってきました
 
  遊んでいる間に、本当に戦闘終わってました。
 
 「刹那刹那〜♪
  また拾った。
  ねえ、飼って良い?」
 
  やっ、華雄さん。
  こっちでも美羽ちゃんに拾われる運命なのか・・・・ってか、関羽さんに討ち取られてなかった?
 
 「何とか致命傷だけは外すことが出来たんでな、上杉殿」
 
  ・・・・・ん?
  美羽ちゃんって、自分のこと刹那って名前の方しか呼んでないんだけど、呼ぶ前に聞いてたの?
 
 「いや、私には何が起こっているのか分からないのだ。
  私は袁術様に拾われて袁家に所属していたはずなんだが、気がつけば董卓軍に所属して、また連合軍と戦っていた」
 
  ・・・・って、華雄さんってウチの華雄さん?
 
 「ああ、私の記憶が間違ってなければ、袁家が将の1人だ。
  あの時は挑発に乗って正面から突撃したのが敗因だったから、今度は後ろから奇襲をしてみたのだが、これも防がれた。
  今度は北郷軍の前進で、前曲に隙が出来たから突撃して・・・・・・・関羽に敗れた」
 
  そして今に戻ると。
  で、どうする?
  現在ウチは軍の立ち上げ・・・・・以前に部隊所持も無い状況だけど、ウチに来る?
  北郷君所に行くなら、口添えはするけど。
  ただし、北郷君が手出ししてきたならぬっころす事が条件だけど。
 
 「また、あの時と同じ袁術様に拾われた身だ。
  それに袁術様に暇を出された記憶もないし・・・・・たとえ部隊が無かろうとも、もとより私は袁家の将の1人。
  北郷殿の所への口添えは無用です」
 
  ・・・・・・・また、何か勘違いしてるのか?
  まっ、良いか。
  それにしても、何で華雄さんは向こうの華雄さんなんだろ?
  孫策さんは七乃さんが鏡を渡していて、華雄さんは気がついたらって話だし・・・・・・・・・まさか、七乃さんが割った奴に巻き込まれた?
  うわっ、華雄さんなら思いっきりあり得る・・・・ってか、凄く納得できる、流石H候補。
  ねえねえ、恋さんとねねちゃんはどうだったの?
  もしかして、2人もウチの2人?
 
 「ああ、呂布は袁術様からご飯を貰っていたと言ってた。
  陳宮だが、何故か陳宮自体が存在していなかった」
 
  はい?
  わん・もあ・ぷりーず?
 
 「ここでの記憶の中に陳宮がいないんだ。
  呂布にも確認したが、こっちでは陳宮と出会ってはいないらしい。
  簡単にだが、調べてみて分かったことが一つ。
  陳宮の生まれの村に使いを出したんだが、村に陳宮の名を持つ少女はいないと返答が来た」
 
  ぐはっ。
  よ、幼女が・・・・・・ウチ所属の幼女が・・・・・ガッテム!!
  これは絶対に董卓ちゃんをGETするしか方法はない!!
 
 「そうだ!!
  董卓様のこと・・・・・・が・・・・・・」
 
  って、そう言えば長々と話してたけど、華雄さんって瀕死だった。
  董卓ちゃんの事は気になるけど、今は華雄さんだ。
  ちょっち運ぶから美羽ちゃんは軍医さんの所に、先に行ってて。
 
 「分かったのじゃ!!」
 
  さて、運ぶときに胸とか当たったりするけど、これは故意じゃないよ、役得だよ。
 
 
 
 
 13.天の御遣い(偽)の無印日記・虎牢関の戦い
 
  今日は美羽ちゃんに童話を聞かせて、今さらながら情操教育をしようと思う。
  とりあえず、お話下のは以下の作品。
 
 ・花咲じいさん
 ・浦島太郎
 ・赤ずきん
 ・さるかに合戦
 
  ペットが死んだり、主人公がお爺さんに早変わりしたり、丸呑みされたり、親蟹が倒れたり・・・・ちょっち選択ミスだったかな?
  最後は、めでたしめでたしになる作品とかでも、途中がやばくないかな?
  んで、連合軍は虎牢関突破してました。
  いやー、働く必要が無いって良い気分ですね。
  少し七乃さんの気持ちが理解できました。
 
 「でしょ〜♪」
 
  って、いたんですか!?
 
 
 
 
 14.天の御遣い(偽)の無印日記・恋さん達とウマウマ
 
  北郷君達に捕らえられた恋さんですが、美羽ちゃんが連れてきてくれました。
  董卓ちゃんの所で負けたから、また袁家に戻ってくれるとのこと。
  北郷君がいろいろ言ってきたが、七乃さんに黙らせて貰いました。
  なむ〜。
  あと、董卓ちゃんの状況が、向こうより悪いみたい。
  向こうでは袁紹さんとかの言いがかりから始まったけど、こっちでは実際に洛陽が占拠されてるらしい、白装束の人達に。
  恋さん曰く、悪い人達との事。
 
 「七乃も恋も一緒に踊るのじゃ!!」
 
 「はい♪」
 
 「・・・・・・・(コク)」
 
  とりあえず、董卓ちゃんを助けるのには北郷君も納得してくれた。
  まあ、今度こそ先に見つけてこっちで保護するけどね・・・・・・幼女に手出しする奴に任せられん。
  んで、洛陽に行くまで暇だからお遊戯をする事になりました。
  何故かというと・・・・・・・・袁家だからとしか言えません。
  踊るのは美羽ちゃんと七乃さん、恋さんに孫策さん。
  って孫策さん、いつ沸いた!?
 
 「まっ、細かいことは気にしない。
  ちょっち最近、腰回りが少し気になってきてね。
  ちょうど良かったから私も運動しようかと」
 
  まあ、あれだけアルコールを過剰摂取してればね。
 
 「れっつ・だんしんぐぅ〜なのじゃ♪」
 
  ウマウマダンスを踊る4人と、それを見てる自分。
  うわっ、すっごい福眼。
 
 「ウマウマ(゜∀゜)」
 
  とても楽しそうに踊ってる美羽ちゃん。
  凄く和みます。
 
 「「ウッーウッー」」
 
 「・・・・・・・・・・・ウマウマ」
 
  胸が、胸が揺れてます。
  特に孫策さん・・・・・・・・・・GJ。
  そんな感じで、幸せな時間が過ぎていきました。
  あと孫策さん、運動したからって飲む量増やしたら意味ないんじゃないの?
 
 
 
 
 15.天の御遣い(偽)の無印日記・董卓ちゃん救出作戦
 
  ・・・・・・・・てへ。
  美羽ちゃんとお昼寝してたら、全て終わってました。
  貂蝉さんという、卑弥呼さんと似たような感じの人が北郷君についてきたそうです。
  ついでにご主人様とか呼ばれてました。
  いい気味だ。
  でも、董卓ちゃんにご主人様と呼ばせてました。
  後日殴っておこう。
  ファーック!!
 
 
 
 
 16.天の御遣い(偽)の無印日記・白装束って何?
 
  ねえねえ北郷君、白装束って何?
 
 「あれ?
  あの洛陽で襲われた時、一緒にしませんでしたっけ?」
 
  んとね、美羽ちゃんとお昼寝してたから知らない。
 
 「昼寝って・・・・・・・袁術といい、張勲といい、上杉さんものんきですね」
 
  それが袁家だし。
  んで、白装束は何だったの?
 
 「俺が世界を滅ぼす悪だって言って襲ってきたんだ。
  あと、諸悪の根源って」
 
  ・・・・・・・いかん、凄く白装束を応援したくなってきた。
  本拠地何処だろ、探して入会しようかな。
 
 「えっ?」
 
  白い服着て仮面を装着し――
 
  正義を信じ、大義を唱え、見境無く手出しし、あまつさえ幼女にも!!
  向こうからだとの言い訳で逃げ、自分の怒りを知らず!!
  聞かずっ!!
  その果ての終局だ!!
  もはやこの怒りを止める術などない!!
  そして滅ぶ!!
  君は!!
  滅ぶべきしてなぁ!!
  自分が滅ぼす!!
 
  ――ってな感じで叫べば、仲間入り出来るかな?
  むしろ隊長になれないかな?
 
 「ちょっ、何言ってるんですか!?」
 
  いや〜本気だよ本気。
 
 「そこは冗談と言うべきでは?」
 
  だって君は、幼女でもかまわずに喰っちまう男だし。
  世界の平和の為に滅ぼした方が良いのかなって、前々から思ってたんだ。
  だって、平和の為にとか言えば何しても許されるんだよ、ピンクの教祖さまが実践してたし。
  最終的に勝者になれば許されるんだよ。
 
 「誰ですか、その教祖さまって?」
 
  補正効果が凄すぎる歌姫さん。
  ただ座っているだけの貴女が種割れしても、回避率とか上がらないと思いますよ。
  あと、洗脳やめれ。
 
 
 
 
 17.天の御遣い(偽)の無印日記・華雄さん看病日記
 
  さて、今日は皆で華雄さんの看病をしようと思う。
  参加者は
 
  1.美羽ちゃん:やる気十分っぽいね
  2.七乃さん :ネギは使いません
  3.自分   :監視と観察してよう
  4.恋さん  :華雄さんのご飯食べちゃ駄目ですよ
  5.セキト  :ペットの持ち込み可だっけ?
  6.孫策さん :消毒用のアルコールは飲んじゃ駄目ですよ
  7.貂蝉さん :何しに来たの?
  8.張飛ちゃん:八丈蛇矛は使いません
 
  以上8名で頑張りたいと思います。
  ちなみに、傷は塞がっており、軽めの運動(一般人の認識)なら問題ないくらい、超回復してます。
  変なことをしなければ大丈夫でしょう。
  また、変なことしても勘違いしてくれると思います。
  で、結果は
 
 美羽ちゃん
  30分も経たないうちに飽きて帰りました。
 
 七乃さん
  美羽ちゃんが帰ったので、一緒に帰りました。
 
 自分
  華雄さんが暇そうにしてたので、話し相手になってました。
 
 恋さん
  病人食を沢山食べてました。
 
 セキト
  動物の出入りは禁止だそうです。
 
 孫策さん
  お医者さんに禁酒するように注意されてましたが、気にせず飲んでます。
 
 貂蝉さん
  普通に看病してくれて、何気に一番の戦力だった。
 
 張飛ちゃん
  外でセキトと遊んでました。
 
  華雄さんの退院は来週だそうです。
 
 
 
 
 18.天の御遣い(偽)の無印日記・決戦vs小覇王
 
  小覇王よ、天に帰る時が来たのだ。
 
 「退かぬ!!
  媚びぬ!!
  省みぬ!!
  小覇王に逃走はない!!」
 
  そうか・・・・・ならば喰らえっ!!
  フルハウス。
 
 「ふ、ふははははっ!!
  この体に天の御遣いの役はきかぬ!!
  私の体は生まれついての小覇王の体!!
  誰も私を倒すことは出来ぬのだっ!!
  フォーカード」
 
  なっ!?
  自分の役が効かないだと。
 
 「ふふっ・・・・何度挑もうが、御遣い君の役では、この小覇王を倒すことは出来ぬ!!
  君は神が与えたこの小覇王孫伯符の役の前に敗れ去るのだ!!
  滅びるがいい!!」
 
  何か、何か秘密があるはずだ。
  勝つ為に、まずその秘密を探らないといけない。
  だが、どうすれば良いんだ!?
 
 「刹那刹那〜♪
  ふぁいぶかーどなのじゃ!!」
 
 「・・・・・・・・・・・・・」
 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・。
  あれ?
  やっぱり、美羽ちゃんの一人勝ち?
  つーか、美羽ちゃんが混じってから、勝者は常に美羽ちゃん固定なんだけど・・・・・・何たる強運。
  ってか、暇だよねー。
 
 
 
 
 19.天の御遣い(偽)の無印日記・袁術隊結成秘話
 
  ウチで部隊を作れるように、人員を割り当てて貰った。
  北郷君は、恋さんや華雄さんで個別に隊を作ろうとしてたんだけど、ノーサンキュー断りました。
  袁家で1隊あれば十分です。
  って事で
 
 主将:上杉刹那
 副将:恋さん、華雄さん
 
  美羽ちゃんには任せれないし、七乃さんは働きたくないので、自分が主将。
  普通なら自分も丸投げしようと思っちゃったりするんですが、男の敵を倒す為に力が必要なので、自分が頭の部隊があった方が良いと思いまして・・・・・これって反乱?
  ってか、男の敵討伐するときって従ってくれるかな?
 
 「・・・・・・・・男の敵?」
 
  うん、北郷君のこと。
  アレこそ、世界の平和の為にいずれ倒さなければならない敵だ。
 
 「・・・・・・・・一刀ご飯くれるから、いじめちゃだめ」
 
  イジメじゃないから大丈夫。
  これは聖戦なの。
  北郷君に気づかれないよう、こっそりと、射程外から、安全に、完全犯罪を実行するのが理想です。
  刹那、狙い撃つぜ!!
  それが無理っぽいときは、謀反起こす?
 
 「・・・・・・・・・駄目」
 
  じゃあ、ジャプニカ暗殺帳に名前書いとく。
 
 
 
 
 20.天の御遣い(偽)の無印日記・旗印
 
  って、何にします?
  恋さんと華雄さんは呂と華で良いとして、自分・・・・・・ってか袁術隊の旗印はどうしましょう?
 
 「毘ではないのですか?」
 
  う〜ん、こっちでは変えようと思ってね。
  とりあえず、いくつか候補出すから意見ちょうだい。
 
 案1:風林火山
 
 「孫子ですか?」
 
  あっちが上杉だから、こっちは武田さんでも良いかなって。
 
 「武田ですか?」
 
  何か微妙な反応だね、次。
 
 
 案2:天下布武
 
 「武で天下を取る、ですか。
  素晴らしいです」
 
  織田さんとこの、H候補が気に入ってる?
  やっぱ、さいきょーですか?
 
 
 案3:ポン・デ・ライオンの絵を描く
 
  こんなの。
 
 「いや、それはちょっと・・・・・」
 
  美羽ちゃんとか、張飛ちゃんとかは気に入りそうだよ。
 
 「旗印にそれを使うのはどうかと思うのですが」
 
  そ、じゃあ次。
 
 
 案4:FireBomber
 
  自分の歌を聞けぇぇぇぇっ!!!
 
 「上杉殿、天の国の文字は読めないのですが・・・・」
 
  あれ?
  ツッコミ無し?
 
 
 案5:H
 
 「はぁ、上杉殿が私のことをH候補とか言っていますが、それと何か関係があるのでしょうか?」
 
  Hだから。
 
 
 案6:天覇絶槍
 
  お館様ぁぁぁぁ!!
 
 「槍を使える将がいないと思うのですが。
  私は戦斧、呂布は戟ですし」
 
  大丈夫、何となく二槍流が使えそうな気がする。
  戦わないけど。
 
 
  う〜ん、考えるのがメンドイんで、毘で良いよ。
  毘で決定。
  って事で、この話は終わり。
 
 
 
 
 --------------------------------------------------
 ◆ 劇場版「無印っぽいの? 中編」
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 「ボス、けっして走らず急いで歩いてきてそして早く僕らを助けて・・・・・」
 
  略して、ボスケテ。
 
 
 
 
 21.天の御遣い(偽)の無印日記・魔法少女現る
 
  う〜ん、困ったな。
  困った、困った。
 
 「お困りですか?」
 
  うん。
  って、孫策さん?
  なに丁寧なしゃべり方してんの?
 
 「そんな時は、私にお任せ♪」
 
  はい?
 
 「はぁい、まじかる☆しぇれんだよ♪」
 
  ・・・・・・・長時間アルコール摂取してないんで壊れた?
  あと、その衣装は魔法少女のつもりですよね。
  なんと言いますか、なんで真・ソニックフォーム?
 
 「お困りのようだね、御遣い君」
 
  出来れば、もっと胸を強調するようなポーズをお願い・・・・・じゃなくて、新しい禁断症状?
 
 「違うよ、私は孫伯符と言う素晴らしく美しい、そして完璧な女性とは違う」
 
  ・・・・・・・・・。
  まあ、良いか。
  で、続きお願いします。
 
 「んと、良く聞いてね。
  私は魔法の国からやってきた、まじかる☆しぇれんだよ♪」
 
  うんうん・・・・・で?
 
 「まじかる☆しぇれんだよ♪」
 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 「・・・・OK?」
 
  了解と答えるけど、真名で呼んでも良いの?
 
 「それで、何に困ってたのかな?」
 
  んと、部隊の副官さんどうしようかなって思いまして。
  自分の代わりに、部隊指揮をする人材がいなくてね。
  恋さんと華雄さんは、前線で頑張って貰いたいし、あっちでの上杉隊の副官さん・・・・何て名前だっけ?
  えっと、その人の代わりに使えそうな人がいないんで、困ってたの。
  自分?
  んなこと、やる気以前に、無理です。
 
 「ふむふむ、それはお困りだね」
 
  ねねちゃんか副官さんがいればお願いしたんだけどね。 
 
 「大丈夫、私にお任せよ♪」
 
  実は周泰ちゃんが存在してて、紹介してくれるとか?
  孫策さん。
 
 「しぇれんだって・・・・」
 
  ああ、分かりました雪蓮さん。
 
 「はぁっ!!」
 
  げふっ・・・・。
 
 「し・ぇ・れ・ん♪」
 
  ・・・・・いえす・まむ。
  お願いします、しぇれんさん。
 
 「じゃあ、魔法の力で解決するよ」
 
  へー、魔法ね。
  武将チート卒業で、次は魔法の力に目覚めたの?
 
 「魔法少女だからね♪
  じゃあ、いくよ。
  ピンプル、パンプル、ロリポップン。
  マジカルマジカル、るんららぁ。
  そ〜れっ、にゃう〜ん♪」
 
  あっ、逃げた?
  ・・・・・・・何か引きずりながら、戻って来てる・・・・よね?
 
 「はぁい♪
  新しい副官さんだよ」
 
  ・・・・・・誰?
  仮面つけてるけど、華蝶仮面じゃないよね?
 
 「さぁ?
  さっきそこで趙雲に貰ったんだけど・・・・・手紙付きで。
  はい、これ」
 
  はいはい・・・・。
 
  --------------------------------------------------------------------------------
  上杉殿へ
 
  袁家職人の作るメンマを、どうにかして作ることは出来ないのですか?
  こちらでも良いメンマとの出会いはあるのですが、袁家のメンマにはいまだ届かず。
  そう、あの究極のメンマを作れませんか?
  あと、こっちでも給料って貰えます?
  私はそろそろ出番がありそうなので、先回りします。
 
 
  P.S. 公孫賛が死にそうでやばめだったので助けました。
     内政も部隊指揮もそれなりに出来ます・・・・・・・・地味だけど。
     個人の武力もそれなりだったはず・・・・・・・地味だけど。
  --------------------------------------------------------------------------------
 
  五虎大将軍もあっちの五虎大将軍なのか!?
 
 「そだね。
  鏡割る前、一緒に酒飲んでたし」
 
  ふーん。
  で、なんで公孫賛さんに仮面付いてるの?
 
 「まあ、雰囲気かな」
 
  じゃあ自分の代わりに、公孫賛さんが部隊指揮をしてくれるんだ。
 
 「それで良いんじゃない」
 
  もちろん、本人の承諾はとってるんだよね?
 
 「・・・・・・・こうして今日も、まじかる☆しぇれんは大活躍です♪」
 
  えっ!?
  実は、ただの拉致なの?
 
 「お酒を対価に何でも解決だよ♪
  えへへ♪」
 
 
 
 
 22.天の御遣い(偽)の無印日記・にしきさんって呼んじゃだめ?
 
  はあ、西涼の太守馬騰さんの息女が来てるって?
  家名が馬で女性って事は、馬超さん?
  とりあえず、会うから呼んできて。
 
 
  初めまして、上杉刹那です。
  今日は北郷君達、お出かけしてるから代わりに自分が対応してるけど、急用なの?
 
 「えっ、北郷殿はいないのか?」
 
  うん、北郷君と主力部隊全てお出かけ中です。
 
 「何かあったのか?」
 
  たしか、袁紹さんが攻めてきたとか言ってたような、言わなかったような。
  とりあえず、そんな感じの理由だったと思う。
  覚えてないけど。
 
 「おいっ!!
  そんなんで良いのか!?」
 
  何とかなりますよ。
  あっちでも、最後まで生き残ってたし・・・・・袁家は。
  って事で、急用なら北郷君達に伝令だすけど。
  どうします?
 
 「ああ、それで頼・・・・・・・・いや、行き先を教えてくれ!!
  私たちが直接行った方が速い!!」 
 
  分かりました。
  じゃあ、ついでに手紙届けて貰っても良いですか?
  自分の手紙があるって伝えれば、北郷君と即会えると思うから。
 
 「すまない」
 
  じゃあ、ちょっち休憩して待ってて下さい。
  すぐに呪いの儀式を・・・・・じゃなくて、手紙を書いてきますね。
 
 
 
 
 23.天の御遣い(偽)の無印日記・DMC
 
  ふと思い出したことがある。
  クラウザーさんって、三国志対戦をレイプしたんだよな・・・・・袁術として。
  って事で、美羽ちゃんにお願いしてみました。
 
 「妾の前にひれ伏すせ皆の者!!」
 
  ミウザーさん!!
  ミウザーさん!!
  ミウザーさん!!
 
 「蜂蜜をさしだすのじゃ!!」
 
 「お嬢様可愛いですよ♪」
 
 「蜂蜜さえあればいい!!
  蜂蜜さえあればいい!!
  そう、蜂蜜さえあればいい!!」
 
  すっごいノリノリだね。
  流石に歌詞をそのまま伝えることは出来なかったんで、美羽ちゃん用にアレンジしてるけど・・・・・アレンジする必要なかったかな?
  ミウザーさんじゃなくて、クラウザーたんという前例もあることだし。
  ちょっとしてミスった?
 
 「次はこの曲!!
  みうみうにしてあげる♪」
 
  いや待て美羽ちゃん!!
  その衣装で、その曲はないから!!
 
 「みうみうにしてやんよ♪」
 
 
 
 
 24.天の御遣い(偽)の無印日記・幼女レーダーに反応極大
 
  ・・・・・・・・あ?
  なんか、すっごい反応があったんだけど。
  北郷君さ、新しい幼女に、ごじゅじんさまーとか呼ばせてないかな?
  確か向こうでも、黄忠さんの娘さんとかに呼ばせてたような記憶があるんだけど・・・・・・・。
  まさか、今回の外出って、未亡人とその娘さんを手に入れる為だったの!?
  帰ってきたら殴りに行こう、言葉は不要だ!!
  拳で語ってやる。
 
 
 
 
 25.天の御遣い(偽)の無印日記・眼にゴミが入っただけです
 
  疲れてるのかな、なんだか町で変な人達を見たような気がする。
  ウチのチート共にそっくりな連中が、貂蝉さんと殴り合ってた。
  うん、今日は休もう。
  おやすみなさい。
  自分は何もみてませんよー。
 
 
 
 
 26.天の御遣い(偽)の無印日記・お帰りなさい北郷君
 
  とりあえず、殴る!!
 
 「ええっ!?」
 
  殴る前に、関羽さんからお空へ連れて行って貰いました。
 
 「帰ってきて早々なんですか?」
 
  んー、殴られるような事をしている君が悪いんじゃないの?
  自分の胸に手を当てて、よーーーーーく考えてみて。
  幼女にごじゅじんさまーとか呼ばせたり、未亡人に手出ししたり、やっぱり幼女軍師に手出ししたり・・・・・・他にも言って欲しい?
 
 「・・・・・・・ぐっ」
 
  って事で、殴る!!
 
 「だからなんで、そうなるっ!?」
 
  やっぱり関羽さんに防がれました。
  今度は関羽さんのいない時を狙って強襲しよう。
 
 
 
 
 27.天の御遣い(偽)の無印日記・お酒ありませんよ
 
 「マジで!?」
 
  ええ。
  最近、五虎大将軍がメンマと一緒にお酒も持って行ってるんで。
 
 「ちょ、ちょっと・・・・・・それ、どういう事なの!?
  なんで私のお酒を」
 
  いや、孫策さんのお酒じゃなくて、ウチの酒。
  あと、なんでいるの?
 
 「えっ?
  冥琳がお酒くれないから、こっちに貰いに来たんだけど」
 
  はぁ〜、いつもの事か。
 
 「じゃあさ、お金頂戴♪
  お酒買ってくるから」
 
  ご自分のお金で買って下さい。
 
 「・・・・・・全部使っちゃった♪」
 
  お酒で?
 
 「うん♪」
 
  はいはい、わかりました。
  北郷君のお小遣いをこっそりパチって使って下さい。
 
 「わかった。
  じゃあ盗ってくる」
 
  いってらっしゃい。
 
 
 
 
 28.天の御遣い(偽)の無印日記・お酒ありませんよ、2回目
 
 「ないのですか?」
 
  昨日、孫策さんが持って帰ったので在庫0です。
 
 「はぁ〜残念ですね」
 
  ってかさ、わざわざウチの酒飲まなくても、北郷君とこのお酒飲めば良いんでないの?
 
 「いえいえ、ちょっとばかり飲み過ぎましてね。
  愛紗に止められているんですよ」
 
  だからウチの酒を?
 
 「ええ」
 
  じゃあさ、孫策さんにも言ったけど・・・・・・北郷君のお小遣いをこっそりパチって使って下さい。
 
 「主の?」
 
  五虎大将軍なら簡単でしょ?
  ダンボールあるし。
 
 「ふむ、それもそうですね。
  では盗ってきます」
 
  いってらっしゃい。
 
 
 
 
 29.天の御遣い(偽)の無印日記・次の狙いは魏の女性達
 
  そういえば、また主力部隊引き連れてお出かけしてるね。
  何処に行ったんでしょ?
 
 「曹操さんの所みたいですよ」
 
  曹操さん?
  魏の女性を拉致しに行ったのかな?
 
 「う〜ん、どうでしょ?
  でも、曹操さん達を連れて帰ってきたら面白そうですね♪」
 
  まさか、さすがの北郷君でも曹操さんに手出ししたら、魏武の大剣に真っ二つにされると思うけど・・・・・・・あれ?
  本当にお持ち帰りしそうな気がしてきた。
  奴なら、奴なら・・・・・・・手出しする目的で拉致って来ても驚きはしない。
  驚かないけど、殴りには行くよ。
 
 「あはは〜」
 
  でさ、なんか恋さんと華雄さんもいなくね?
 
 「趙雲さんが連れてきましたよ。
  ついでにウチの部隊と、こ、こ・・・こう、そ・・・・・新しい副官さんも」
 
  公孫賛さんね。
 
 「そうそう、袁紹さんに負けちゃった公孫賛さん」
 
 
 
 
 30.天の御遣い(偽)の無印日記・北郷軍敗退
 
  魏の女性達を拉致って来るの、失敗しちゃったみたい。
  でも、諦めずに再挑戦するんだって。
  その執念を違うことに回せば良いのに・・・・・。
 
 「刹那さん刹那さん」
 
  はい?
 
 「北郷さんが手出しする為じゃなくて、曹操さんが関羽さんを狙ってるのが許せないから躾しに行くのが目的らしいですよ」
 
  へー、そう言えば曹操さんって関羽さんを欲しがってたね。
 
 「関羽さんからすれば、貞操の危機らしいですよ♪」
 
  既に北郷君が手出ししてるのに?
  ってか、躾って・・・・・曹操さんってドSじゃないの?
 
 「そこをどうにかするのが北郷さんの腕の見せ所ですよ♪」
 
  無駄な才能を持ってるんだね、北郷君。
  でさ、本当の所どうなの?
 
 「曹操さんが関羽さんを狙っているのは本当ですよ♪
  あと、躾する為ってのが冗談です♪
  簡単に言うと、統一の為に攻め込んでいるんです」
 
  好戦的だね。
  まっ、ウチはウチでのんびりしましょうよ。
 
 「そうですね♪」
 
  って事で、今度は関羽さんに見つからないように北郷君殴ってきます。
 
 「いってらっしゃ〜い♪」
 
  いざ、出陣!!
 
 
 
 
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 ◆ 劇場版「無印っぽいの? 後編、魏の章」
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 「曲がる!!
  曲がってくれ!!
  自分のハチロク!!」
 
  自分の愛馬の名前は、ハチロクです。
  コーナーでの落馬率は、現在八割強。
  曲がる、曲がらない以前の問題です。
  この調子で、いつ峠を攻める事が出来るのでしょうか?
  なんと言いますか、無理?
 
 
 
 
 31.天の御遣い(偽)の無印日記・孫策さんの来蜀
 
  孫策さん、何しに来たの?
  いつも通り、お酒が目的?
 
 「今日はね、仕事。
  やっぱり、お酒くれなかった時、冥琳が仕事してる横で歌ってたのが駄目だったかな?」
 
  何となく予想できるけど、どんな歌?
 
 「めーりんめーりん♪
  めーりんめーりん♪
  たすけてめーりん♪」
 
  それをずっと歌ってたの?
 
 「もち♪」
 
  お酒飲みながら?
 
 「君ん所から持って帰ったのをね」
 
  で、仕事ってなに?
 
 「北郷君と同盟組みに来たの」
 
  同盟?
  ウチと違って、サクッと同盟成立は無理っぽいんでないの?
  特に、今は魏と戦争中だし、ちょっち疑い深くなってると思うんだけど。
 
 「だいじょーぶでしょ。
  魏を滅ぼすまでは、お互いに裏切る心配もないし。
  こっちから人質も提供するしね」
 
  人質って、孫策さん?
 
 「んにゃ、大喬と小喬の二人。
  私は付き添い?
  とりあえず、仕事しろって言われたから一緒に来たんだけど、お酒ない?」
 
  お酒の場所は言わなくてもわかるでしょ。
  勝手に盗って下さい。
  ・・・・・・・・って、大喬と小喬って二喬の?
 
 「そうそう、その二喬。
  さっき北郷君に渡してきた」
 
  へー渡したんだ。
  で、幼女?
 
 「うん、幼女」
 
  そーなのかー。
  あとで、北郷君を殴りに行こうと思うんだけど、いつも関羽さんに邪魔されるんだよね。
  だから孫策さんの直感をお借りして良い?
  報酬はお酒で払うから。
 
 「おーけー♪」
 
 
 
 
 32.天の御遣い(偽)の無印日記・暴力反対
 
  さて、今回もお留守番を選択したんですが、前回と違いウチの全戦力も残してます。
  そろそろ北郷君の頭、冷やそうか?
 
 「無理じゃない?」
 
  だよねー。
  もともと北郷君所の兵隊さんたちだし、無理だよね。
 
 「自前で兵隊用意すれば良いんじゃないの?」
 
  メンドイ。
  ウチの一般職員の人達いないから、政務とか出来ない。
 
 「そだ、一つ良いことを教えようか?」
 
  良い事って?
  北郷君が女性に手出しするのを止める案とか?
 
 「違うよ。
  急いで戦場に行った方が良いって伝えようと思ってね」
 
  はぁ?
  戦場に?
  それまた、なんで?
 
 「さあ、何となく戦場に向かった方が良いと思って、私の勘って奴だね」
 
  孫策さんの勘ね。
  ねえ孫策さん。
 
 「なに?」
 
  その勘って奴に、孫策さんのお酒って賭けれる?
 
 「・・・・・・えっ、私のお酒を賭けろって言うの?」
 
  うん。
  そこまで断言出来るのって事。
  自分の命が一番大事なんで、危険な場所には近づきたくありません。
 
 「まあ、賭けろって言われるなら、賭けても良いけど」
 
  ・・・・・だよね。
  孫策さんがお酒を賭けて良いって言うわけが・・・・・・・・・・・って、良いの?
 
 「うん、OK。
  私、自分の勘には自信あるからね」
 
  わかりました。
  孫策さんがそこまで言うのなら・・・・・・・恋さんと華雄さんを先頭に出陣しましょう。
  んで、急いだ方が良いの?
 
 「出来るだけ急いだ方が良いね。
  あと、多少強引にでも戦場を突っ切って、北郷君との合流を後回しにしてでも曹操の所まで行った方が良いと思う」
 
  了解。
  って事で、七乃さーーーん!!
  出陣しますよ!!
  メンドイならお留守番してても良いですけど、恋さんとチル・・・じゃなくて、華雄さんに連絡入れて下さい。
  あと、公孫賛さんにも!!
  恋さんと華雄さん先頭に戦場を爆走しますよ!!
 
 
 
 
 33.天の御遣い(偽)の無印日記・敵は北郷軍にあり?
 
  いざ行かん、本能寺・・・・・じゃなくて、恋さんに華雄さん、突撃お願いします。
  北郷軍は、口惜しいがこのさい無視して、魏軍を無理矢理こじ開けて進みます。
  まあ、北郷君を狙っても兵隊さんがついてこないと思うけど。
 
 「・・・・・・・突撃」
 
 「全軍突撃!!
  私の後に続き、我が武の力を見よっ!!」
 
  北郷軍を追い越して・・・・・・って、なんで北郷君の十文字旗の近くに、張、夏侯x2、荀、許の旗があるの?
  既に曹操さん以外捕らえて手出ししちゃったとか?
  くっ、せめて、せめて・・・・曹操さんだけは助けてみせる!!
  これが孫策さんの言いたかった事なのか!?
 
 「たぶん違うと思うんだけど」
 
  違うの、孫策さん?
 
 「うん、別に北郷君がハーレム作っても、別にって感じでしょ?
  向こうでもハーレム作ってたし」
 
  じゃあ、曹操さんの周りに何かあるってこと?
 
 「たぶんね。
  既に曹操以外が北郷君の所にいるし、残ってるのは曹操くらいだしね」
 
  じゃあ、曹操さんの所に行きますか。
  道は恋さんと華雄さんが作ってくれてるし。
 
 「私も行きますか。
  曹操の面白い顔とか見れそうだし」
 
  逆に、ここまで来て、いきなり帰るとかは止めてよね。
 
 
 
 
  あれ?
  あの犬耳頭巾は、荀ケちゃん?
  あと、モーニングスターを持っているのは許緒ちゃんで、周りのお姉さん達が夏侯姉妹かな?
 
 「旗を北郷君の所に置いて、本人達は曹操の元へ一直線と言うことかな?
  自分たちの主を北郷君へ献上する為に突撃してるんなら面白いんだけど」
 
  まさか。
  でもさ、良く飛んでるよね・・・・・・白装束。
  ん、白装束って、北郷君を悪と断定して襲ってきた勇者じゃなかったかな?
 
 「そうかもね」
 
  あそこで白装束の輿に乗ってる曹操さんって、覇気が無いように見えるけど、孫策さんから見た感じはどう?
 
 「うーん、普段の曹操とは違う感じがするね。
  まあ多分だけど、操られてるんじゃないの?
  あの子が素直に輿に乗ってるってのが可笑しいし」
 
  んじゃ、孫策さんの勘って操られた曹操さんってこと?
 
 「ここまで来たら、そうなんじゃないの?」
 
  んでさ、自分がここに来る必要ってなに?
  別に自分たちがいなくても、夏侯惇さん達は曹操さんの目の前まで来てるけど。
 
 「ん?
  何か曹操連れて荀ケのみ下がったけど、他の子残ってない?」
 
  いつの間に!?
  って、許緒ちゃんが囲まれてる!!
  えっと恋さん、囲みの一部を崩して撤退を支援してあげて!!
  自分たちは荀ケちゃんの後を追います。
  ちょっち危険地帯に長くいすぎた、もう嫌です。
 
 
 
 
 34.天の御遣い(偽)の無印日記・眠り姫を起こせ
 
  さてと、眠り姫を起こすのは王子様のキッスを相場は決まっています。
  ・・・・・・・ごめんなさい、調子に乗ってました。
  だから、その剣を外してくれません?
 
 「姉者、外してやれ。
  冗談の類だろう」
 
 「だがっ!!
  いくら冗談とはいえ、奴は華琳様を!!」
 
  だって、目覚めないとか言ってたから、天の国での童話とかの起こし方を言ってみただけです。
 
 「御遣い君御遣い君。
  君さ、華陀の医術の真似事って出来なかったっけ?」
 
  華佗さんの熱血治療法?
  一応出来るけど。
 
 「それで起こせば。
  あと私、蓮華達の所に戻るね。
  勝手にこっちきちゃったからさ、冥琳が怒ってそうだし。
  じゃ」
 
  お疲れさん、あんまり怒らせちゃ駄目だよ。
 
 「なにっ!?
  貴様、華琳様をお目覚めさせることが出来るのか!?」
 
  もとが真似事なんで、高度な治療・・・・・重病や重傷の治療は出来ないけど、目覚めさせる事なら可能かと。
  ただし、曹操さん相手じゃ補正効果は薄いと思うけど。
 
 「つまり、出来るのか・・・・・・どうなんだ!!」
 
  可能です。
 
 「ならやれっ!!」
 
 「落ち着け姉者。
  すまんが、お願いしても良いか?」
 
  ういっす。
  誠心誠意を込めて、起こさせて頂きます。
  だから、こっちに矢を向けないで下さい。
 
 「姉者、お願いとはこうやるんだ」
 
 「おおっ、流石は秋蘭だ」
 
  じゃあ行きますよ。
  ふぅ、曹操さんは美少女、幼女じゃないけど胸は薄い。
  あと、助けたら許緒ちゃんとか荀ケちゃんに感謝されそう・・・・・・・つまり、気合い十分!!
 
 
  精神集中、一見必殺、一日一善、幼女大好き。
  ・・・・見えないけど、見えたっ!!
  我が身、我が指と一つなり!!
  秘孔的な意味で、一指胴体!!
  お話的な意味で、全力全壊っ!!
  必察必治癒・・・・・煩悩退散!!
  幼女よ、げ・ん・き・に・なれぇぇぇぇぇぇっ!!
 
  ぽちっとな♪
 
 
  ふぅ、治療完了。
 
 「貴様っ!!
  華琳様に何をしている!!」
 
  えっと自分、針の先が怖いんで指で代用してるんですよ。
 
 「そんな事で華琳様が起きる「ん・・・んんっ」・・・って華琳様!?」
 
  地味に袁家補正受けてるんで、何となくで治療できるんですよ。
  まあ、幼女補正とかが微妙にプラスされてた気がするけど、言わない方が良いよね?
  自分の命が大事だから。
  って事で、治療の為に、胸を触ったことについて突っ込まれる前に離脱します。
 
 
 
 
 35.天の御遣い(偽)の無印日記・引き籠もり
 
  なにさ、なにさ。
  珍しく頑張ったのにさ、結局北郷君のハーレムが増えて終了したじゃないか。
  ちょっと位さ、自分が良い目を見ても良いと思うんだ、手出ししないけど。
  今回は治療も頑張ったんだし・・・・治療の時に胸触ったけど。
  だからさ、ちょっとくらいご褒美が欲しいわけよ。
  そこんとこ、どう思う孫策さん?
 
 「べつにー」
 
  そうかいそうかい、自分には味方は美羽ちゃん達しかいないのか。
  白装束も白装束だよ、何が目的で曹操さんを攫ったのか。
  北郷君のみを狙えば良いんだよ!!
 
 「へー」
 
  北郷君のみを狙う正義の組織だと思っていたけど、女の子に酷いことするのは見逃せない。
  白装束に対抗して黒装束・・・・ゼロ仮面でもつけて黒の騎士団で対抗するか?
  とりあえず、しばらく引き籠もりをするんで、美羽ちゃんに連絡お願い。
  是非遊びに来てねって。
 
 「了解。
  あと、私から言えることは、ただ一つ」
 
  なに?
 
 「ゆっくりしていってね♪」
 
 
 
 
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 ◆ 劇場版「無印っぽいの? 後編、呉の章」
 --------------------------------------------------
 「雨の日は無能なんですから下がっててください、大佐」
 
  袁家トップ3は、晴れていようが雨が降っていようが駄目駄目です。
 
 
 
 
 36.天の御遣い(偽)の無印日記・引き籠もり見習い
 
 「御遣い君、引き籠もりってなかなか良いよね」
 
  でしょ。
 
 「でもさ。
  わざわざ呉まで来て、私の部屋で引き籠もるって理由ってなに?」
 
  う〜ん、何となくとしか言いようがないんですけど。
  普段と違った環境で引き籠もってみるのも良いかと思いまして・・・・・って、その台詞いまさらじゃない?
 
 「まあね。
  あとさ、何で私が予備の寝具使ってんの?」
 
  へっ?
  自分は気にしないよ、とっても良いにおいだし。
 
 「御遣い君が使ってるのって、普段私が使ってる奴だし。
  それとさ、ちょっち変態っぽいよ、その言いよう」
 
  初日からツッコミを待ってたんだけど、それがズルズルと今日まで延びたから、神経が図太くなったみたい。
  ってかさ、孫策さん面白がってるよね?
 
 「御遣い君からボケ始めるって久々だったから、どこまでいくのかと思ってね」
 
  孫策さんのお部屋で一緒に引き籠もりました。
  孫策さんの寝具をお借りしました。
  孫策さんの着替えをガン見しました。
  孫策さんの手料理を食べました、凄くお酒にあいました。
  孫策さんと一緒にお酒をパチったら、周瑜さんに説教されました。
  孫策さんと一緒に孫権さんの部屋に侵入したら、甘寧さんに追いかけられました、自分だけ。
  孫策さんが陸遜さんの下着をパチってきましたが、なぜか自分が吊されました。
  孫策さんがツッコミの練習をしていましたが、いまだ自分にツッコミが入りません。
  五虎大将軍が遊びに来たので、数日一緒に過ごしました。
  五虎大将軍が食堂からメンマをパチりました、やっぱり自分が説教されました。
  孫策さんと五虎大将軍と自分の3人で「えーりんえーりん♪」歌ってたら、自分だけ正座で説教されました。
  やっとのことツッコミが入りました。
 
  ってな感じ。
 
 「それにしても、御遣い君もだいぶウチに馴染んだよね」
 
  まあね。
  あと、引き籠もってたはずなのに、意外と部屋の外に出て走り回ってた事実にビックリですよ。
 
 「毎回説教前に逃げ回ってたからね」
 
  孫策さんは自分を置いて一人で逃げる薄情者だし。
  ってか、自分関係ないのに何回怒られたかな?
  特に陸遜さんの下着パチって来たときって、何で自分が怒られたの?
 
 「人柱?」
 
 
 
 
 37.天の御遣い(偽)の無印日記・海に出ます
 
 「よし、御遣い君。
  釣りに行こう!!」
 
  孫策さん、メンドイです。
  あと、お魚さんヌルヌルして触れません。
 
 「大丈夫大丈夫。
  無理矢理触らせるから」
 
  ひどっ!!
  だいたいウチの人員は殆ど魚に触れないんだよ!!
  美羽ちゃんとねねちゃんはお魚が怖いし、七乃さんはメンドイとのことだし、自分はヌルヌルしてる。
  華雄さんと恋さんは問題なし。
 
 「って事で、出かけるから着替えとか準備して」
 
  着替え?
 
 「うん、港があるとこ遠いし、あと船に乗って数日は過ごすから」
 
  船に乗らなくて良いよ。
  絶対酔うから。
  ってか、何釣るの?
 
 「クジラ」
 
  へー、クジラなん・・・だぁ?
  クジラ!?
 
 「うん、クジラ」
 
  宇宙クジラを捕まえに行くの?
 
 「海クジラ捕まえに行くの。
  納得して貰った事で出発するよ」
 
  嫌だ!!
  行きたくない!!
  やめろーーーショッカーーーーーっ!!
 
 
 
 
 38.天の御遣い(偽)の無印日記・海の男
 
  どーも、絶賛船酔い中の上杉です。
  潮の香りに嘔吐感を誘われます。
  許可を貰えれば連射も可能です。
  で、陸はまだ?
 
 「ん?
  今出航したばかりだから、今日からしばらく帰れないよ」
 
  嫌だ帰る!!
  幼女の待ってるお家へ帰るのっ!!
 
 「安心しなさい。
  袁術ちゃんには、ちゃーーんと伝えてるから。
  御遣い君が、おっきなクジラを捕ってくるってね」
 
  ゴメン!!
  今回は、マジで無理です。
  乗り物酔い激しいんで、釣り以前の問題。
  あと、クジラって、釣りで良いの?
  銛で捕鯨じゃないの?
 
 「ん?
  銛なんか使わないよ。
  私が一本釣りで釣るんだから」
 
  いや、無理でしょ!!
 
 「無理だったら、銛使うけど。
  出来れば一本釣りで釣りたいんだよね」
 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 「あれ?
  御遣い君?」
 
  ・・・・・・・・ご・・・ごめっ・・・・ううっ。
 
 「マジやばい?」
 
  うええぇ〜〜っ。
 
 「あっちゃー。
  とりあえず、そこら辺に転がって風に当たってれば治るでしょ。
  初日からコレだと、この後が大変よ」
 
  ぼくおうちへかえる。
 
 
 
 
 39.天の御遣い(偽)の無印日記・絶賛謀叛勃発中
 
 「へっ?
  冥琳が謀叛起こしたって?」
 
  孫策さんが不真面目過ぎるから爆発しちゃった?
 
 「何言ってるのよ。
  今の王は蓮華でしょ。
  冥琳が怒っても、それは私のせいじゃないわよ」
 
  とりあえず本城に戻る?
 
 「そうね。
  私たちは先に出るから、あなた達はクジラを持って後からきてね。
  御遣い君は、一人で馬に乗れないんだから、ちゃっちゃとこっちに乗って!!」
 
  うい。
  後ろ失礼。
 
 「乗ったわね?
  じゃ、行くわよ!!」
 
 
 
 
 40.天の御遣い(偽)の無印日記・周公謹の最後
 
 「冥琳っ!!」
 
 「・・・・雪蓮?
  戻ってたのね」
 
 「港に戻ったら、冥琳が暴れてるって聞いて急いで戻ってきたのよ。
  一体、蓮華の何が不満なの?」
 
  孫権さんじゃなくて、アル中の孫策さんが不満じゃないの?
 
 「そこっ!!
  横で茶々入れない!!」
 
  わかったから、説得急いでね。
  火の手が強くなってきてるから!!
 
 「はいはい。
  って事で、冥琳。
  帰ろう」
 
 「ごめんなさい。
  あなたは、私の雪蓮じゃなかった。
  私と同じ夢を見た雪蓮は・・・・私を置いて逝ってしまった。
  その夢を私に託して」
 
 「そうね。
  私と同じ夢を見た冥琳もあなたじゃないのと同じよ。
  でもね、確かに違うけど、別人だけど・・・・私が孫伯符で、貴女が周公謹なのは一緒なのよ」
 
 「ええ、私の雪蓮とはかなり違ってたけど、それでもあなたも雪蓮だとしか思えない。
  それは見た目が似てるんじゃなくて、在り方そのものが同じだった!!
  私の覚えてる雪蓮以上にお酒が好きで、私と一緒に過ごした雪蓮以上に自分勝手で我が儘で・・・・・それでも、それでもあなたは雪蓮だった!!」
 
 「私は既に王位を退いてるから、そのせいで自分勝手に見えるんだと思うよ。
  孫呉の王としての重圧が無くなっちゃったから」
 
 「ごめんね、私の雪蓮。
  あなたが託してくれた夢、どうやら叶えられそうにないわ。
  もう一人の雪蓮も、ごめんさない。
  あなたは私を置いて死なないでね」
 
 「・・・・冥琳」
 
 「雪蓮、上杉殿、そろそろ逃げなさい。
  早くしないと逃げられなくなるわよ」
 
  ・・・・・・・・・・孫策さん、行こう。
 
 「・・・・・・・・・またね、冥琳」
 
 「ああ、またな。
  雪蓮」
 
 「行くわよ、御遣い君」
 
  周瑜さん、さよなら。
 
 
 
 
 「短かったあなたとの時間。
  長かった一人の時間・・・・・その全てがようやく終わる。
 
  火がやがて私の身を焼き、あなたの座っていた王座を焼いていく。
  そうすれば、死して貴女と共に居られるようになるのかしらね。
 
  ふふっ・・・・そんなことあるワケ無いのに。
  だけど、私は少しでもあなたの傍に逝きたいの。
 
  ねぇ雪蓮。
  あなたは今、私のことを笑っているのかしら。
 
  それとも私のこと・・・・怒っているのかしら。
 
  もう一人の雪蓮は困ってたわね。
  あなたも困っているのかしら?
 
  だけどね。
  私、後悔はしてないわ。
  あなたの見た夢と同じものを、束の間とはいえ、私は歩んで見せた。
 
  そのことが・・・・とても嬉しいの。
  あなたはこんな気持ちで天下を望んだんだ。
  あなたはこんな思いを抱えて天下を欲したんだ。
  ・・・・・・それがね。
  私にも見えた気がした。
 
  だけど、それももうお終い。
 
  夢は叶えなければ、ただの夢でしかない。
  しれが身に染みて分かったわ。
 
  私はもうずくあなたの傍に逝く。
  ・・・・今、このときになって私は素直に思うの。
 
  ・・あなたの声が聞きたい。
  あなたの姿が見たい・・・・あなたを感じたい・・・・って。
 
  もう一人のあなたは、そんな事を思っていた私への贈り物かしら?
  ふふっ、そんな事を言うと、笑われちゃうわね。
 
  私が逝けば、あなたの傍に居られるのかしら。
  こんな私でも受け入れてくれる?
 
  ねぇ・・・・雪蓮。
 
  ああ・・・・見える。
  雪蓮・・・・あなたが見える。
 
  今の私を笑っているの?
  それとも怒っているの?
 
  ううん、どちらでも良い。
  最後に貴女を見ることが出来た・・・・・こんなに嬉しいことは無いわ。
 
  これで心おきなく、あなたの下へ逝くことができる。
 
  ようやくあなたと会えるの。
  また・・・あなたと共に日々を過ごしたい。
 
  今度はずっと一緒よ。
  もう私1人を置いていかないでね。
 
  そしてもう一人の雪蓮も、もう一人の私を置いていかないでね。
  約束したんだから。
 
  愛してるわ、雪蓮。
 
  だから私を――」
 
 
 
 
 「――私もよ、冥琳」
 
  ん?
  どったの孫策さん?
 
 「なんでもない。
  蓮華達の所へ行きましょ」
 
  あっちへ戻ったらさ、周瑜さんとお話しようか?
 
 「御遣い君も一緒に?」
 
  それも良いかもね。 
 
 
 
 
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 ◆ 劇場版「無印っぽいの? 完結編」
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 「鋼鉄の柱が満月を指す時、再び地獄から目覚めるであろう。
  我が名を呼び待て」
 
  こっちには鋼鉄製の建物ってないぞ。
  あっちなら職人チート達がいるから、即日建ててくれると思うけど・・・・。
 
 
 
 
 41.天の御遣い(偽)の無印日記・うーうー
 
  さて、最終決戦に向けてウチもいろいろと準備が必要だと思ったんで、一通りそろえました。
  って事で、美羽ちゃん達も試着して貰って良い?
 
 「わかったのじゃ!!」
 
  美羽ちゃんは、れみりゃで、うーうー。
  七乃さんは、PAD長・・・・PAD必要ないけど。
  華雄さんは・・・・中国でも良さそうな気がしてきたが、H。
  恋さんは、食欲つながりで幽々子。
  孫策さんは、お酒つながりで萃香。
 
  とりあえず、孫策さんが一番無理っぽいな。
  どうするよ?
 
 「刹那、似合ってるかや?」
 
  おおー、似合ってる似合ってる。
  そこで、うーうーしてみて。
 
 「んと。
  れ・み・りゃ、うーうー♪」
 
  うーうー。
 
 「うーうー♪」
 
 「うわーお嬢様。
  とっても馬鹿っぽくて可愛いですよ♪」
 
 「もっと褒めるのじゃ!!」
 
 「いよっ、幻想郷一のわがまま幼女!!」
 
  あっ、衣装にあわせて台詞を変えてる。
  んで、他の人達は?
 
 「ふむ、足下がひらひらして変な感じだが、戦闘に支障は無いな」
 
 「・・・・・・・・(はむはむ)」
 
 「ぷはー、この一杯の為に生きてるって言っても過言ではないわね♪」
 
  普段通りか。
  あと華雄さん、スカートを持ち上げるな、見える。
 
 
 
 
 42.天の御遣い(偽)の無印日記・準メンバー
 
 「で、私の衣装はないのですか?
  孫策殿にはあったのに」
 
  思いっきり所属違うでしょ、五虎大将軍。
  こっちでもあっちでも。
  あと孫策さんは、半分ウチの子だと思っちゃったりするんだよね。
 
 「ふむ、ですが給料貰ってますよ」
 
  ・・・・・・・・・あっ、忘れてた。
  あっちでは、ウチから給料でてたんだっけ。
 
 「って事で、私の分を」
 
  ゆかりんorゆうかりん・・・・・・・ゆかりんで良いんでない?
  神出鬼没だし。
 
 
 
 
 43.天の御遣い(偽)の無印日記・新規メンバー
 
 「もしかして、私もやるのか?」
 
  いや、公孫賛さんは参加しなくて良いですよ。
 
 「そうか」
 
  何となく悪い気がして・・・・・・・・・・ってか、ウチの中で一番普通っぽいし。
 
 「普通言うなっ!!」
 
 
 
 
 44.天の御遣い(偽)の無印日記・第三勢力
 
 「死ねよ!!
  北郷一刀!!」
 
 「よいしょ♪」
 
  北郷君を襲った白装束の蹴りと、貂蝉さんの蹴りが激しくぶつかり合う。
  威力は互角・・・・・貂蝉さんの蹴りと互角って、細身の割に凄いんだ。
  彼なら北郷君を滅殺してくれるのかな?
  ちょっちは期待してて良い?
 
 「くっ・・・・邪魔するなっ!!
  貂蝉っ!!」
 
  そうだそうだー!!
 
 「あらん、それはダメダメダメよダメなのよ、左慈ちゃん♪」
 
  左慈→さじ→沙慈→沙慈・クロスロード?
  つまり、ヘタレ。
  期待しても無駄と言うことだね。
 
 「貴様!!
  俺たちと同じ作られた存在のくせに、この世界を認めるとでも言うのかっ!!」
 
  はぁ?
  何言ってんの、クロスロード君?
 
 「認めるも認めないも無いわ。
  現実として、今ここにある。
  それが全てよ♪」
 
  だよねー。
  もしかして、現実が見れないイタイ人?
 
 「この裏切り者がぁーーっ!!」
 
  はい!?
  いきなり裏切り者って言ってるけど、自分の知っている限り、貂蝉さんって北郷君側だよ。
  実はクロスロード君じゃなくて、イザーク・ジュールなのか?
  ってか、普通襲ってきた人の言う事って、あんまり信用できないと思うんだけど。
  そこんとこ、どう思う?
 
 「裏切りだとっ!?
  貂蝉、貴様!!
  こやつの仲間だったのかっ!!」
 
  えーーーーっ!?
 
 「いいえ、私はご主人様の味方♪
  だからこうやってご主人様を助けているのよ♪」
 
 「しかし今、こやつは・・・・っ!!」
 
  とりあえず、割り込む準備しよう。
  クロスロード君だか、ジュール君だか分からない白装束は無視で、第三勢力の初お披露目をしようか。
  急な展開だから人員は自分1人しかいないけど、七乃さんは呼べば現れると思うし、五虎大将軍と孫策さんは知らない間に増えてるでしょう。
 
 
 
 
  人々よ、 我らを恐れ、求めるがいい!!
  我らの名は、黒の騎士団!!
  我々黒の騎士団は、武器を持たない全ての者の味方である・・・・・・はず!!
  他国の民だろうと、自国の民であろうと・・・・。
 
  白装束は卑劣にも美少女を傀儡とし、無理矢理戦場へ連れ出した。
  だから、我々が制裁を下す。
 
  北郷一刀は、全ての男の夢であるハーレムを築いた。
  このような所業を見過ごすわけにはいかない。
  ゆえに制裁を加える。
 
  自分は戦いを否定はしない・・・・こっちに火の粉がかからない限り。
  しかし、幼女や少女を傷つける行為は、断じて許さない!!
 
  撃って良いのは、男の敵である北郷君だけだ!!
 
  我々は、北郷君と白装束の争うときに、再び現れるだろう。
  例えその敵が、どれだけ大きな力を持っているとしても・・・・。
  最悪、むこうから来てると思われる職人達を集めてでも・・・・。
 
  幼女の敵よ、我を恐れよ!!
  幼女の味方よ、我を求めよ!!
  世界は!!
  我々黒の騎士団が、裁く!!
 
 
 「上杉さん上杉さん」
 
  何です、七乃さん?
  この格好の時は、ゼロ仮面と呼んで下さい。
 
 「そんな事より、既に皆さん帰ってますよ」
 
  えっ?
 
 「だから、演説を始めた時点で誰もいませんよ」
 
  マジ?
  ゼロ仮面の仮面を装着すると、真っ暗で何も見えないのが難点だ・・・・・・あと重い。
  まあ、見た目だけで作って貰ったから、視界の確保が出来てないんだよね。
 
 「はい♪
  だから言ったじゃないですか、その仮面つけると何も見えなくなるって」
 
  それは今後の課題としておきます。
 
 「じゃ、帰りますよ」
 
  はーい。
 
 
 
 
 45.天の御遣い(偽)の無印日記・バナナはおやつに入りません
 
  七乃さん、人がすっごく少なくなってますけど、どこに行ったんです?
  既に魏と呉はハーレムに取り込んでいるんで、他に女性を漁りに行く所って無いと思うんですけど?
 
 「あれですよ、あれ。
  白装束の人達が泰山に生息してるらしいんで、観察日記をつけに行ったんですよ」
 
  ・・・・・・・・あっ。
  そう言えば、対白装束戦に乱入しようと思って準備してましたね。
  ゼロ仮面の改良だったり、美羽ちゃんのコスプレショーをしたりで、すっかり忘れてました。
 
 「じゃあ、私たちも追いかけますか。
  ちなみに公孫賛さんは、部隊を引き連れて北郷さん達と一緒に出発しました。
  残っているのは、お嬢様と私と刹那さん、恋さんに華雄さん、あと孫策さんです」
 
  見事に袁家メンバーが残ってますね。
  一名、孫呉の元王様が混じってますけど、準メンバーだし問題ないか。
  じゃあ、行きますか。
 
 
 
 
 46.天の御遣い(偽)の無印日記・泰山の戦い
 
  おはよーございます。
  皆さんご存知の上杉刹那です。
  本日は、小声でお話ししようと思います。
  現在我々一同は泰山の戦いに参加せず、横を通り抜けようと思います。
  今週のビックリドッキリメカは!!
 
 「はい♪
  巨大なダンボールです♪」
 
  調達方法は聞きません。
  ここには職人チートは居ないんです!!
  ええ、絶対に居ないんですからっ!!
 
 「しゅっぱーつなのじゃ!!」
 
  全員を隠せる位、大きなダンボールをかぶったまま、孫策さんと恋さんの感を頼りに進みます。
  って事で
 
 「関羽隊、突撃っ!!
  奴らの横っ面を叩き伏せろ!!」
 
  関羽さんの隣、通過。
 
 「突撃、粉砕、勝利なのだ!!」
 
  張飛ちゃんの隣、通過。
 
 「おや、皆さんおそろいですか?」
 
  五虎大将軍に挨拶後、前進。
 
 
 
 
 47.天の御遣い(偽)の無印日記・泰山の戦い、続き
 
 「ふむ・・・・作られたとはいえ、さすがに英傑。
  だが、所詮は個人。
  数の暴力には勝てませんよ」
 
  ・・・・・・知らない人の横、通過。
  この人、誰?
  クロスロード君と同じ服装してるから、彼の知り合い?
 
 「増」
 
  ?
  なんか、変な感じしなかった?
 
 「・・・・・・・・急に人が増えた」
 
 「ああ、呂布の言うとおり、急に人の気配が増えた」
 
  伏兵とかじゃなくて?
 
 「・・・・・・・伏兵、違う」
 
  ふーん、まあ別に良いか。
 
 「そうですね?」
 
  前進。
 
 
 
 
 48.天の御遣い(偽)の無印日記・頂上への道のりは遠い
 
  無事、北郷軍対白装束の戦いを突破し、頂上を目指す。
  道のりは険しく、とてもダンボールをかぶったまま進む事は出来ない。
 
 「刹那さん、そろそろお昼ご飯にしません?」
 
 「妾も蜂蜜水が欲しいのじゃ!!」
 
 「・・・・・・・・・お腹空いた」
 
 「私もお酒が切れた」
 
  んじゃ、そろそろお昼にしましょう。
 
 
  あと孫策さん、ずっと飲んでれば無くなりますよ。
 
 「お料理開始です♪」
 
  こうして袁家メンバーは、助け合い
 
 「妾のご飯は、蜂蜜たっぷりなのじゃ!!」
 
  1人1人が協力し
 
 「ちょっとー、お酒無いの?」
 
  誰1人かける事なく
 
 「呂布、それは私のだ!!
  お前のおかずはそっちだぞ」
 
 「・・・・・・・・・・・ごめん、華雄」
 
  ついに頂上にたどり着いた
 
 「ご馳走様なのじゃ」
 
 「はい、お粗末様でした♪
  じゃあ、入りますか」
 
  お昼ご飯前に
 
 
 
 
 49.天の御遣い(偽)の無印日記・新たなスタンド使い現る!!
 
 「決着をつけるか、北郷ぉ!!」
 
 「良いさ!!
  つけてやるっ!!」
 
 「貴様という存在と共に『想造』されたこの世界、貴様の死と共に消滅させてやろう!!」
 
 「やれるものならやってみろよっ!!
  例えこの世界が終わるしかないとしても、俺は次の世界を信じて戦い続ける!!
  それが俺というファクターの役割なんだろっ!!」
 
 「それが分かったからと言って、そう簡単に実現すると思うなっ!!」
 
 「してみせるさ!!」
 
 「ほざくな、北郷ぉ!!」
 
 「来いよ、左慈ぃ!!」
 
 「うらぁぁぁぁぁ!!」
 
  ・・・・・・・あれ?
  ご飯食べてる間に追い越されてるね。
 
 「そうじゃの」
  
 「そうですね♪」
 
  じゃ、更に進みますか。
 
 「・・・・・・・・・・おー」
 
 
 
 
 「ふむ・・・・・ようやく来たと思ったら、北郷殿とは違いますね」
 
  麓で白装束を指揮してた人?
 
 「ええ。
  それより、あなた達は何者です?
  北郷殿とは違い、完全なイレギュラー。
  一体、どうやってこの外史に紛れ込んだのですか?」
 
  ウチの七乃さんが、そこの鏡と同じ物を叩き割った。
  旅行に行くと言って。
 
 「・・・・・・は?
  待って下さい。
  旅行・・・・ですか?」
 
  うん、そう聞いてるけど。
 
 「では、我々の邪魔をする為に来たのではないんですね?」
 
  自分的には、北郷君も白装束も潰したいけどね。
  男の敵と、女の子に危害を加える集団は許せないから。
  何となくだけど、そこの鏡をどうにかすれば良いでしょ?
 
 「まあ、そうですが。
  出来れば邪魔しないで頂きたいのです。
  それに、今鏡をどうにかするのは危険ですよ」
 
  なぜ?
 
 「北郷殿が、もうすぐここへ来ます。
  そのことで、この外史の終端も確定しています。
  あとは、いかに終わりを迎えるかだけなのです」
 
  ・・・・・・・もしかして、邪魔するならさ、もっと早めに邪魔しないと駄目だった?
 
 「ええ、邪魔をするのなら、終幕を迎える前にするべきでした。
  今、この状態で横槍を入れるのなら、この外史に関係のないあなた方も、どうなるか分かりませんよ」
 
  七乃さん。
  いろいろと考えてたんだけど、全て無駄になっちゃいました。
 
 「残念ですね♪」
 
  えっと、メガネさん。
  自分たちはどうすれば?
 
 「干吉です。
  では、あちらの方でこの外史の終わりをご覧になって下さい。
  我々はただ提示し、その裁定はを受け入れるのみ。
  別に観客が居ても良いでしょう」
 
  はーい。
  じゃ、皆さん移動するよ。
  ここにいると邪魔だってさ。
 
 「はいはい。
  そこのメガネ、お酒ってあるの?」
 
 「干吉です。
  確か置いてあったと思いますので、好きにして下さい」
 
  やっぱり自分たちが話に加わる事は無理っぽいね。
  あっちでも、知らない間に全て終わってたし・・・・・・・ここまで来る必要も無かったね。
 
 「そうですね♪
  せっかくゼロ仮面を改造して持ってきたのに、使いませんでしたね」
 
 
 
 
 50.天の御遣い(偽)の無印日記・新しい外史へ、ようこそ
 
  つまりアレか。
  君は、自分のいた場所でハーレムを築きたいと。
  つまり、そう言うことなんだね。
 
 「北郷さんらしいじゃないですか♪」
 
  ハーレム=北郷君と言う公式は、自分も否定しないんですけど・・・・・なんで周瑜さんまで居るの?
  あの人、死んだよね?
 
 「北郷さんがハーレムに加えたかったからじゃないんですか?」
 
  ああ、そういうこと。
 
 「じゃあ、そろそろ私たちも帰りますか」
 
  どうやって?
 
 「えーーーっと、ここに・・・・・・・ありました♪
  これです!!」
 
  ・・・・・・・・さっきの鏡?
 
 「いえいえ、卑弥呼さんから帰り分も貰ってたんですよ♪
  って事で、えいっ!!」
 
  即実行!?
 
 「お嬢様♪
  最後に一言お願いします」
 
 「蜂蜜水はないのかや?」
 
 
 
 
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